INTERVIEW 02 平田 知生
本社営業
きっかけは、留学先の中国北京での出会い。
まずは牧井ステンレスに入社したきっかけを教えてください。
私が中国での留学中、牧井会長が中国出張の際にお話をする機会を得られたことが全ての始まりです。ある時、「まだ就職先を決めていないなら当社に来ないか?」と声をかけられました。会長のパッションに大いに惹かれ、入社を決意しました。
入社されてからこれまで、どのような業務に従事されてきましたか?
入社直後、国内営業部に配属され、主に「継手」を取り扱うメーカー向けの支給材を担当しました。 当初、私はステンレス商材について全くの門外漢でした。お客様をはじめ、さまざまな方々から多くのことを 教えていただく日々を通じて、ステンレスについて学びました。以来、プラント、エンジニアリング、そして造船業界をメインとした営業を担当しており、現在で23年目となります。
昭和生まれの平田さんが社会に出て平成から令和、世情はとても激動の時代でしたよね。平田さんが担当され るエリアは資本経済の流れをダイレクトに現す業界のようにお見受けします。どんなふうに時代を読み、対応されてきたのでしょうか?
振り返れば、多くの変化を目の当たりにしてきました。メーカーや造船業界も含め、ダイナミックに動く業界の中で仕事をしているからこそ、わからないことは正直に「わからない」と伝えることを徹底しています。そして、一度教えていただいたことは必ず理解するまで調べ、習得するという姿勢を今でも続けています。新入社員に対して経験からアドバイスをするとすれば、「わからないことから目を逸らさない」という姿勢の大 切さを教えたいです。その場しのぎの対応は、後に取り返しのつかない事態を引き起こしかねません。 周りの人を信じ、ひとつひとつ丁寧に受け取りながら、一歩ずつ共に成長していくことが重要だと思います。
わからないことから目を逸らさない
平田さんが新人だったころは先輩がそのように寄り添ってくれたんですか?
もちろん、困った時には上司や先輩が寄り添ってくれましたが、それだけでなく、お客様にも鍛えられ、育てていただいたという感覚があります。最初に現場で研修をさせてもらえたこともあり、現場の肌感を持って自分のやり方を追求できたことが非常に良かったと思います。
いまだ目まぐるしい変化が起こる市場の予見は、どのような情報源で見立てていますか?
世の中の流れは、一般的なニュース媒体や業界紙などから一通り吸収していますが、やはり社内の営業仲間や購買部など他部署の皆と活発に情報交換を行うことが重要です。今回のオフィスのリニューアルでラウンジエリアが増設されたので、何気ない日常会話も増え、さらにコミュニケーションが取りやすい環境になると思います。
お仕事のモチベーションはどんなところにありますか?
営業として、売上を上げることが一番のモチベーションであることは間違いありませんが、お客様から「困ったら牧井ステンレスさんだね」と言っていただけるときが最高に嬉しいです。これからもお客様の期待に応えられるよう、学び続けていきたいと思います。
最後に、ステンレスの営業の魅力とは?
ステンレスというとニッチなイメージもありますが、台所の流し台から原子炉まで、本当に幅広い業界に関われることが一番の魅力です。納期が厳しいお題やチャレンジングな案件も多いですが、業界屈指の潤沢な在庫量と万全なバックアップ体制に支えられています。出荷や加工など、社内のチーム全員が協力してお客様のニーズに応えることができる環境です。お客様から「助かった!牧井ステンレスさんに頼んでよかったよ」というお声をいただいた時は、本当に嬉しい瞬間です。